疲れを根本的に解決するためには、そもそもの生活習慣を見直す必要があるかもしれません。例えば、毎日夜遅くまで起きてしまっていて睡眠不足が続いていたり、食事をしっかり3食とっておらず、エネルギー不足になっている場合、サプリや薬を飲んでも疲れが溜まっていく一方です。
毎日の生活習慣に見直せる部分がないか、疲労を解消するために取り入れれることはないか、チェックしてみましょう。
食事をすることは人間が生きる上で欠かせません。バランスよく生活リズムを守って食事をすることも重要です。そのため、忙しいからと食事を抜いたり不規則な時間に食べたり、急激なダイエットなども体調を崩す原因となるのでおすすめしません。
特に朝の食事は体温を上げ、自律神経を整える作用もあるので、健康面でも重要な役割を持っています。
さらに、就寝時間近くに食事をとると、睡眠の質が低下して疲労回復に悪影響を与えてしまいますので、就寝する3時間前には食事を終えることを心がけましょう。
睡眠中はホルモンが分泌されることで疲労回復や細胞修復が行われ、さらに身体を動かすエネルギーを作る時間として非常に重要です。睡眠によって分泌される成長ホルモンは、細胞を新しくするターンオーバーもコントロールするので、睡眠時間や質を確保することは健康維持に欠かません。また、就寝前にスマートフォンやパソコンの画面を見ると、ホルモンの分泌が阻害されますので、就寝前30分程度は避けましょう。
そのほか、睡眠の質は室内の照明や温度調節、寝具の選定などでも左右されるので、自分に合った環境を作るよう心がけましょう。
「疲れたり汗をかいたりするのが嫌なので、運動はあまりしたくない」という方も少なくないでしょう。しかし、適度な運動をすることは身体の健康維持に大きく貢献します。
慣れていない人が運動を始める場合は、負荷の強い運動を急激に行うと身体のダメージが大きく、持続もできません。そのため、1日に10~30分程度を目安に軽い運動から始めれば、代謝や血流が改善されて、脳にも栄養が届きやすくなって、かえって疲労を解消しやすくなります。
いきなり強い負荷がある運動をするのではなく、ウォーキングなどの有酸素運動を無理のない範囲で始めることをおすすめします。