Formulation kanpo
薬局製剤・漢方処方
薬局製剤
症状に合わせて
薬剤師が手作りする、
シスター薬局オリジナルのお薬
都道府県知事の認可を受けた薬局だけが調合・販売できる特別なお薬です。厚生労働省が定めた処方と製造方法に基づき、薬剤師が一つ一つ丁寧に調合いたします。
市販薬では対応しきれない症状にお悩みの方も、薬局製剤なら解決できる可能性があります。
「こんなお薬があれば」というご要望がありましたら、薬剤師にご相談ください。薬局製剤として対応可能な処方かどうか、その場で確認いたします。
薬局製剤のご紹介
葛根湯（かっこんとう）
「葛根湯（かっこんとう）」は、かぜの際に用いる漢方薬として古くから多くの方に知られています。体を温めて発汗を促進し、熱を下げる作用があり、かぜの急性期に用いることが多く、症状としては発熱や頭痛、首の後背部のこわばり、発汗を伴わない寒気などが見られる際に処方します。
さらに、かぜ以外にも用いることが多く、頭痛や鼻水、炎症による発熱等の急性期、肩こりや背中の緊張、緊張型の慢性頭痛などの症状を緩和したいときにも有効です。
| 用法・容量 | 大人（15歳以上） 本品1袋を和紙紙袋入りのまま水約500mlを加えて、半量くらいまで煎じつめ、和紙袋とともに煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食前に服用してください。 |
|---|---|
| 成分 |
※大人1日分中 |
| 販売価格 | 大人3日分 980円（税込） |
五苓散料
「五苓散料（ゴレイサンリョウ）」は、はき気や嘔吐、下痢、むくみ（浮腫）、めまい、頭痛などの症状に適応され、また、二日酔いの諸症状、ドライマウスなどにも応用することが出来ます。
水分循環を改善し、無駄な水分を取り除く作用がある漢方薬で、上記症状などの「口が渇き」「尿の量が少ない」などの状態を目安に広く用いられます。
| 用法・容量 | 大人（15歳以上） 本品1包に、水約500mlを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。 |
|---|---|
| 成分 |
※大人1日分中 |
| 販売価格 | 大人3日分 990円（税込） |
補中益気湯
「補中益気湯」の「中」とは胃腸のことを指しており、「益気」には「気」を増すという意味を表しています。その名称から表されている通り、胃腸の消化・吸収機能を整え、病気に対する免疫力を高める漢方薬です。
主に、「気」が不足した状態＝疲労が蓄積されて不調が表れている際に、処方されることが多いです。
| 用法・容量 | 大人（15歳以上） 本品1包に、水約500mlを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。 |
|---|---|
| 成分 |
※大人1日分中 |
| 販売価格 | 大人3日分 980円（税込） |
U・Hクリーム
U・Hクリームは、寒い季節に肌が乾燥することにより、かゆみが生じる方や、かかとのヒビ割れにお悩みの方に処方される外皮用薬品です。水分保有力を増す働きが認められている尿素を、皮膚を保護する効果のある親水クリームに、練合して調剤いたします。
尿素を使用しているため、目の周りや、炎症のある箇所には使用することは出来ません。
| 用法・容量 | 1日数回、適量を塗布します。 |
|---|---|
| 成分 |
※100g中 |
| 販売価格 | 50g 660円（税込） |
GL・P・Z液
GL・P・Z液は、殺菌作用を持つ液状フェノール、血管を収縮する作用がある酸化亜鉛や、湿潤性・柔軟性を助けるグリセリン、芳香性・清涼感を与えるキョウニン水を配合した外皮用薬です。虫さされによる痒み・肌荒れや、あせも等の症状がある際に使用することで、赤みや炎症を抑えます。赤みが完全に引くまで使用を継続することが大切です。
| 用法・容量 | 患部を清潔にし、1日数回、適量を直接患部に塗布する。 |
|---|---|
| 成分 |
※100ml中の成分 |
| 販売価格 | 100ml中 990円（税込） |
ステアリン酸・グリセリンクリーム
保湿・保潤効果があり、寒い季節の手のひび・あかぎれ・しもやけに効果があります。
保存剤等の余分な添加物を一切使用しておらず、敏感肌の方や赤ちゃんからご年配の方まで幅広くご使用になれます。ニオイや、ベタつきは殆どありません。普段の手肌荒れ予防にもお使いいただけます。冬のハンドクリーム代わりにお勧めです。
| 用法・容量 | 適宜、患部に塗布する。 |
|---|---|
| 成分 |
※大人1日分3包6.0g中 |
| 販売価格 | 880円（税込） |
紫雲膏（シウンコウ）
消炎、鎮痛、止血、殺菌、肉芽形成促進作用があり、外用漢方薬として非常に広く知られている漢方薬です。炎症や傷のある箇所に直接使用することで、治癒を早め、硬くなった皮膚を柔らかくする効果があります。
| 用法・容量 | 患部を清潔にし、1日数回、適量を直接患部に塗布する。もしくは、ガーゼ又は脱脂綿に塗布し、患部に貼る。 |
|---|---|
| 成分 |
※100g中の成分（100g得るために上記全量が必要となります。） |
| 販売価格 | 50g 770円（税込） |
B・D液
虫刺され・かゆみに、効果が早い塗り薬です。清涼感のあるぬり薬です。鎮用作用・局所麻酔作用により虫さされ、かゆみによく効きます。
| 用法・容量 | 1日数回、適量を塗布します。 |
|---|---|
| 成分 |
※100ml中の成分 |
| 販売価格 | 50ml 990円（税込） |
クロトリマゾールM軟膏
クロトリマゾールM軟膏は、水虫やカンジダなどの皮膚疾患をお悩みに用いられる外皮用薬です。クロトリマゾールという抗菌成分が作用し、水虫菌やカンジダ菌を殺菌する効果があります。根気よく継続して患部に塗り続ければ、一般的には2～3週間で効果が表れるとされています。
| 用法・容量 | 1日2〜3回患部に塗布する。 |
|---|---|
| 成分 |
※100g中の成分 |
| 販売価格 | 50g 660円（税込） |
インドメタシン1％M軟膏
「インドメタシン1％M軟膏」は、炎症や痛みを和らげる作用のある外皮用薬です。また、痛みを和らげるのみではなく、外傷後の腫れにも効果があります。変形性関節症、肩関節周囲炎、筋肉痛などの症状で、この薬を用いることが多いです。
| 用法・容量 | 症状により、適量を1日数回患部に塗擦する。 |
|---|---|
| 成分 |
※100g中の成分 |
| 販売価格 | 50g 660円（税込） |
薬局製剤は、
シスター薬局のみで
取り扱っています
薬局製剤は、シスター薬局でご提供可能です。
その他のシスター薬局太子店・わかば薬局・高橋薬局では取り扱っていませんので、ご注意ください。
漢方処方
身体全体のバランスを
整えることで、
不調の改善を目指します
漢方医学は数千年の歴史を持っています。
考え方として、西洋医学のように病名を特定してその治癒を目指すのではなく、身体全体のバランスを整えることで状態を良くしていくことを重視しています。また、処方対象である「人」の特徴や生活習慣を踏まえて薬を出すなど、「病気を診るのではなく病人を診る」ことが基本です。
また、漢方は検査しても以上のない不調にも効果的なので、長年の「なんとなく不調」が続いている方にもおすすめです。
こんなお悩みありませんか？
- よく足がつる
- 便秘気味or下痢気味で腸の調子が安定しない
- 冷え性・肩こりがひどい
- 生理不順や生理痛がひどい
- 日ごろの疲れがなかなかとれにくい
- 肌の調子が悪く、ニキビが全然治らない
- 検査では異常がないのに、胃の調子が悪い
このほかにも、「動悸・息切れ」「鼻炎」「二日酔い」「汗っかき」など、様々なお悩みに効果を発揮します。
一人ひとりの個人差も効果に影響したり、どんな漢方でも効果があるわけではないので、お考えの際はまずはご相談ください。
医療用漢方製剤と
OTC漢方薬との違い
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医療用漢方製剤
「医療用漢方製剤」は、医師が診断し処方する漢方薬のことで、薬剤師が調剤を行います。基本的には、保険が適応され、医療用医薬品として効果も認められている漢方薬です。
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OTC漢方薬
「OCT漢方薬」とは、ドラッグストアなどで販売されている市販の漢方薬のことで、頭痛や胃腸の調子が悪い時など、日常的によく起こり得る症状の際に、ご自身で服用することが可能です。
ただし、長期的に不調が続いている場合は、医療機関を受診し、医師や薬剤師と相談の上、処方いただくことをおすすめいたします。
漢方の効果
一人ひとりの体質や自覚症状を重視し、身体全体のバランスを整える。それが漢方医学の基本的な考え方です。
同じ病名でも処方が異なる「同病異治」、一つの処方が複数の症状に効く「異病同治」。この柔軟な治療体系により、西洋医学では対応しにくい症状にもアプローチできます。
漢方は、「妊活」「肌トラブル」「肩こり」「頭痛」「胃痛」「神経痛」「自律神経失調症」「高血圧」「腸の不調」「生理痛」など、様々な症状に効果があります。
患者様一人ひとりの体質や症状に合った漢方薬をご提案いたしますので、当薬局までお気軽にご相談ください。
漢方が効果を発揮する症状の一例
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妊活
周期療法は、生理周期で体温やホルモンが変化することと、歴史ある陰陽論を結び付けて1960年頃に生み出された、漢方医学としては比較的新しい考え方です。病院で行う不妊治療と周期療法の両方を取り入れることで、結果に結びついたケースが多くあります。
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皮膚・肌トラブル
お肌の調子は内臓の状態を表す、と言われています。これはニキビや吹き出物などの肌トラブルがある場合は内臓にも何らかの不調があるという考え方で、実際に胃腸が弱っていたり、女性の場合は生理痛や月経困難症があったりすると、肌トラブルが起こりやすいことが知られています。
当薬局は、漢方を使って内臓の状態やお肌のトラブルを改善したいと思う方のご相談にもお応えしています。 -
ダイエット
肥満を放置していると、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクが上がります。しかし、食事制限などはなかなか続けることも難しく、急激なダイエットで体重を落とすのは健康的ではありません。一時的に体重を落としてもリバウンドすることも多いので、漢方を使って無理なく太りにくい体質を作っていくことをおすすめします。
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腰痛など身体の痛み
身体の痛みがある場合、骨のゆがみや変形が起因していることがあります。骨が適切な状態でないと周囲の血管や神経が圧迫され、酸素や栄養の供給が不足して浮腫ができやすくなりますから、さらなる圧迫が起こって悪循環が繰り返されます。漢方では、利水剤や補血剤、駆瘀血剤などで血液の状態を良くし、乾姜や附子などで冷えの予防を行うことで、問題を緩和していきます。
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冷え性
冷え性がある方からは、「冷えで全然眠れない」、「冷房で体調が悪くなる」などの相談をしばしばいただきます。西洋医学ではこのような状態に対応しにくいですが、漢方医学なら治療が可能です。さらに、冷え性からきている月経不順や月経痛、頭痛なども解決できる可能性もあるので、漢方はおすすめです。漢方医学には「気・血・水」が健康に大きく関係しているという概念があり、血流やホルモンバランスの改善を得意としています。
よくある質問
- 病院の薬や市販薬と併用してもいいですか？
- 経験的には併用可能なものが多いです。しかし、症状を抑える作用が強い薬もあり、副作用が現れることも考えられるので、ぜひ漢方の専門性を持つ医師や薬剤師に相談してください。当薬局でもご相談に応じていますので、病院の処方箋や使用している市販薬の情報をご持参ください。
- 漢方薬は子どもでも飲めますか？
- 「漢方薬は苦い」というイメージがあるかもしれませんが、味は薬ごとに異なります。例えば小建中湯は甘みがあって飲みやすいのでお子さまにとっても抵抗が少ないです。また、お子さまにとって飲みにくい場合はジュースやお茶に溶かしたり、はちみつや砂糖を加えたりしても問題ないので、飲みやすい工夫をしてもらえればと思います。
- 漢方薬は副作用が無いというのは本当ですか？
- 漢方薬には、日常に口にする自然な素材が利用されることが多く、副作用が少ない傾向があります。例えば、桂枝湯という漢方薬は、ひねしょうがや甘草、ナツメやニッキなど八百屋で手に入るものから作られています。
その一方で、強い副作用がある漢方薬も存在するので、「漢方薬は副作用が無い」と一概には言えません。当薬局は薬の効果や作用についても、しっかりと説明した上でお薬を提供しています。 - 漢方はどうやって選ぶのですか？
- 漢方薬を提供する時は、「証」と呼ばれる個々の方の体質に着目します。「証」は「四診」という漢方医学流の診察で決定します。四診は症状や経過を聞く「問診」、資格情報を得る「望診」、呼吸音などを確認する「聞診」、手で触れて状態を確認する「切診」で構成されており、それぞれの方に合った漢方薬を提供します。
- 妊娠中でも服用できますか？
- 漢方薬が妊娠や出産に大きな問題となったという報告はありません。とはいえ、漢方薬の中には子宮を収縮させる作用をもつものもあって、瀉下薬や活血薬などは当薬局では妊婦さんには提供しません。情報を持たずに服用するのは好ましくありませんので、しっかり説明してくれる漢方専門医や薬局をご利用ください。当薬局は注意深く選定し、詳しい説明を行っています。
- 漢方薬の服薬期間はどれくらいですか？
- 漢方薬の効果判定は、通常服用開始から1～2週間の状態が1つの目安となります。慢性的な病気などの場合は、効き目を実感するのに時間がかかることもあります。（約1カ月以上）そのほか、疾患によっては短期間で効果が表れることもあります。このように、病状や疾患、また患者様の状態によって異なりますので、処方された期間や用法・容量を守って服用するようにしましょう。
- スポーツ競技者が漢方を服用しても、ドーピングの問題はないでしょうか？
- ドーピングに関しては、規定が毎年改定されており、ドーピング基準は競技によって異なりますので、都度関係各所にご確認いただくことをおすすめします。
- 煎じ方がわかりません。
- 500mlの水にティーバック1包を入れ、まず強火で沸騰させてください。沸騰後はとろ火にし、30分ほど煮詰めてください。煮詰まった薬液が1日分になり、それを3回に分けて服用してください。
- 煎じる際のお鍋の材質は？
- 鉄以外であれば、大丈夫です。土鍋、ホーロー、アルマイト、ガラス、ステンレス、アルミなどのお鍋で煎じる方が多いようです。
- 服用のタイミングは？
- 漢方薬は一般的に食前や食間（食後2時間後くらい）の服用をおすすめしています。しかし食前、食間は飲み忘れやすいため、もし飲み忘れた場合は食後に服用していただいても大丈夫です。
